美味しい食べ物が豊富にある
宮崎県でランキング上位の野菜と果物
宮崎県はたくさんの美味しい食べ物とおおらかな県民性で多くの人々を惹きつけ続けています。特に農業は盛んで、さまざまな種類の野菜や果物が栽培されています。その中でもきゅうりは約67,200トンと圧倒的な収穫量です。次に多いのが収穫量約27,600トンのピーマン、その次に収穫量約3,450トンのゴーヤが続きます。きゅうりは全国で収穫されるきゅうりの収穫量の約12%とかなりの割合を占めています。温暖な気候や日照時間の長さ、快晴日数の多さなど気候条件を生かした農業が盛んであることがこれらの数字からもわかります。
果物では、宮崎名物の日向夏が収穫量約3,900トンでトップです。次に収穫量約2,600トンのキンカン、その次に収穫量約100トンのヘイベイズです。日向夏については、全国の収穫量の約61%を占めるという圧倒的な割合です。宮崎県の耕地面積が他県に比べて特別広いとうことではありませんが、植物の栽培に適した気候が全国トップクラスの収穫量につながっています。
宮崎県の名産品
宮崎県で幅広く生産されている野菜といえばきゅうりです。冬から春にかけてのハウス栽培が中心で、11月から5月にかけて出荷されます。濃いグリーンとシャキシャキ感はサラダや漬物にもぴったりで、宮崎県では冷や汁の具材としても人気です。日本かぼちゃの一種である黒皮かぼちゃは日向かぼちゃとも呼ばれ、宮崎市や児湯郡川南町などで多く栽培されています。黒皮かぼちゃは日本料理の食材としてよく使われるかぼちゃで、上品な甘みとねっとりした食感が特徴です。宮崎県で古くから愛されているのが、佐土原なすという長ナスです。繊細で栽培が難しいとして戦後作られなくなりましたが、現在では宮崎県で栽培者が増えつつあります。宮崎ヒノヒカリは、宮崎県を中心に生産されている米です。宮崎県の果物としてはマンゴーが有名です。マンゴーは主に平野で栽培されていましたが、今では山間地でも栽培されるようになっています。完熟状態まで待ってから収穫するため、店頭に並ぶときが食べ頃です。
畜産系だと、宮崎ブランドポークやみやざき地頭鶏などがあります。餌を工夫して育てられた宮崎ブランドポークは品質が高く、ハムやソーセージなどの加工品も多く生産されています。1平米に2羽の割合で飼育されているみやざき地頭鶏は天然記念物の鶏が原型種で、しっかりとした歯ごたえの肉質が特徴の鶏肉です。宮崎県には黒潮が流れる日向灘があり、漁業にも適した環境です。高温の海を好む宮崎カンパチは身がよく締まっており、宮崎県で水揚げされる水産物の中でも高いブランド力があります。